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水銀灯からLEDに変更することでのメリットを御存じですか?

1901年に米国の発明家であるピーター・クーパー・ヒューイットによって開発された水銀灯ですが、今のような白い水銀灯ではなく、実は絶世の美女も海外映画のゾンビに見えてしまうような青緑色のランプでした。

1938年ごろから水銀灯の改良が進み、野球場やサッカーのスタジアム、学校の照明などに使われるようになりました。

ですが、「水銀に関する水俣条約」によって、2020年12月31日以降、一般照明用の高圧水銀灯は水銀の含有量に関わらず、製造、輸入、輸出が禁止となりますので、水銀灯の流通が品薄になる可能性があります。そうなる前に水銀灯からLEDへの入れ替えをおすすめしております。

それでは、水銀灯からLEDに変更するにあたっての様々なメリットなどをご紹介させていただきます。

水銀灯からLEDではない、水銀を含まない照明に変えた場合はどうなるの?

インターネットでもLEDへの交換などをおすすめする内容の記事が多いですが、水銀灯からLED以外に変えることは出来るのか。LED以外の選択肢はないのか?と思われる方もおられるかと思います。

弊社でも水銀灯から照明を交換する際はLEDをおすすめしております。
その理由を、交換できる照明の種類と併せて記載させていただきます。

水銀灯からLEDではない、水銀を含まない照明に変えた場合はどうなるの?

水銀灯から白熱電球に交換した際のメリットとデメリット

白熱電球とは家庭用などでもよく用いられる、一般的な電気の球になります。昔のトイレやお風呂場に使われているような電球が白熱電球です。

●水銀灯から白熱電球に交換した場合のメリット

 ・商品単価が安い。

●水銀灯から白熱電球に交換した場合のデメリット

 ・商品寿命が短い(1,000時間程)

 ・発光効率が悪い(13.5lm/W)

●水銀灯から白熱電球に交換した際の総評

 白熱電球に交換した場合、商品単価は安くても、寿命が短い分何度も買いなおしをする必要が出てしまう事と、発光効率が悪いことから、代用品には向かないという事が分かります。

水銀灯から白熱電球に交換した際のメリットとデメリット

水銀灯からハロゲン電球に交換した際のメリットとデメリット

白熱電球より、内部のフィラメントの温度が高く設定されていることにより、白熱球よりも明るさを発揮することが出来る電球になります。

主にデパートやスーパーなどの商業施設などでスポット照明としてよく使用されているランプになります。

●水銀灯からハロゲン電球に交換した場合のメリット

 ・商品単価が安い。

 ・白熱電球よりは寿命が長い(2~3,000時間程)

●水銀灯からハロゲン電球に交換した場合のデメリット

 ・発光効率が悪い(13.3lm/W)

 ・発熱量が多くやけどしやすい。(フィラメントの温度は2700℃ほどになる。)

 ・油脂がついた状態で点灯をしていると破損しやすくなる。

●水銀灯からハロゲン電球に交換した際の総評

 白熱球に比べると寿命も少し長くはなっていますが、水銀灯の代用に使えるほどではなさそうです。発光効率が水銀灯に比べ3分の1程度になりますので、代用して、同じ明るさを実現しようとした場合、かえって電気料金がかかってしまいます。その為代用品には不向きであるという事が分かります。

水銀灯からハロゲン電球に交換した際のメリットとデメリット

水銀灯からLEDに変えることでのメリットとは?

上記で水銀灯から変更することが出来る、白熱電球と、ハロゲン電球をご紹介させていただきましたが、メリットは正直なところかなり薄く、デメリットが大幅に目立ってしまいます。

当社がLEDをおすすめさせていただくには様々なメリットがあるからになります。

それでは水銀灯からLEDに変えることによるメリットを下記に記載をさせていただきます。

水銀灯からLEDに変えることでのメリットとは?

水銀灯からLEDに変えることで様々な用途に対応が可能。

従来の水銀灯が良く使われていた場所として、道路や公園、工場や商店街、店舗、駐車場、各種スポーツ施設などでよく使われております。いわゆる、多くの光量を使い、広い範囲を照らす場所に水銀灯が主に使われております。

従来のLEDでは光量は十分だが、照らすことが出来る範囲が狭いという問題がありましたが、最近のLEDは改良が加わっており、広範囲に照らすことが出来、なおかつ多くの光量を発揮することが可能となります。

水銀灯からLEDに変えることで様々な用途に対応が可能。
水銀灯からLEDに変えることで様々な用途に対応が可能。

水銀灯からLEDに変えることで消費電力の削減が可能。

白熱電球やハロゲン電球に比べ水銀灯は消費電力が非常に大きいランプの一種といえます。
※白熱球は60W、ハロゲン電球も60W。水銀灯は400Wが必要になります。

その為、水銀灯が多くついている工場や駐車場、店舗、各種スポーツ施設などでは電気代が非常に高くなってしまっているケースが御座います。

水銀灯をLED照明に交換することにより、電気代を3分の1から4分の1程、削減をする事が可能となりますので、経費削減にLEDは大きく貢献することが可能となります。
具体的な削減事例につきましてはこちらの記事【LEDを導入する事による削減効果とは?】をご覧ください。

水銀灯からLEDに変えることで消費電力の削減が可能。

水銀灯からLEDに変えることでランニングコストを削減することが可能。

白熱電球や、ハロゲン電球、水銀灯等は商品や電力によっても変動しますが、製品の構造上、照明の寿命が短くなってしまいます。例えば水銀灯場合、平均寿命は3,000時間~12,000時間程となっております。早いものですと1年半に一度は水銀灯の入替作業をする必要があるため、ランニングコストがかかってしまいます。また、水銀灯の多くは、高所に設置されていることも多い為、入替工事の都度、業者に依頼して高所作業車の手配をする必要があるので、費用も高くついてしまいます。

LEDの寿命は平均40,000時間程となりますので、水銀灯に比べると4~10倍ほども長寿命となります。寿命が長いという事はその分交換の頻度を下げることが可能となりますので、ランニングコストを大きく削減することが可能となります。

また、弊社で施工販売させていただいていておりますLEDには、5年もしくは10年の保証がついておりますので、保証期間中にLEDが自然に点灯しなくなった場合などは保証での対応が可能ですので、無償での交換をさせていただくことが出来ます。

水銀灯からLEDに変えることでランニングコストを削減することが可能。

水銀灯からLEDに変えることで作業の効率アップが可能。

水銀灯を現在使用されておられる会社様や、スポーツ施設などでナイター運営をされている方であれば、お分かりになられるかと思いますが、水銀灯は点灯してすぐに明るくなるのではなく、5分程時間がたつと一番明るい状況になります。その為、点灯してもすぐに作業やスポーツを行えるわけではなく、5分ほどの時間待つ必要があります。

また消灯した後に、再度点灯させる場合は、点灯時に生じた熱を逃がしてからでないと点灯させることが出来ない為、時間がかかってしまいます。これによって、作業効率が低下することに繋がります。

ですがLEDに入れ替えすることにより、瞬時に点灯と消灯を行うことが可能ですので、作業の効率をアップさせることが可能です。

水銀灯からLEDに変えることで作業の効率アップが可能。

水銀灯からLEDに変えることで空調の節電も可能

LED照明に比べ水銀灯の発熱量は約3倍の熱量になります。夏場であれば水銀灯を使用している場合、水銀灯の発熱によって室内の温度が上がってしまう為、空調を必要以上に稼働しなくてはならず、そうなると空調の電気料金が高くなってしまう為、水銀灯と空調の2重で経費がかさんでしまいます。

水銀灯からLEDに切り替えることにより、LEDは発熱量が少ないため、照明器具による室温の上昇を抑えることが出来るため、夏場の空調の節電にも貢献することが可能です。

水銀灯からLEDに変えることで空調の節電も可能

水銀灯からLEDに変えることによって生じるメリットなどのまとめ

上記に詳しくLEDに変えることによって生じるメリットをご紹介させていただきましたが、以下に一目でわかるように簡単にまとめさせていただきます。
水銀灯からLEDに交換することによって

・様々な用途の場所に使用が可能となる。
LEDであれば、使用できる気温条件も幅広い為、さまざまな環境・用途でご使用いただくことができます。
・消費電力の削減が可能となる。
従来の水銀灯に比べると、約80%ほど省エネであるため、圧倒的に消費電力を削減することができます。
・ランニングコストの軽減が可能。
従来の水銀灯に比べて、6倍以上もLEDは長寿命なため、電灯の交換によってかかる費用を格段に削減することができます。
・作業効率をアップすることが可能。
従来の水銀灯と異なり、LEDは即時点灯・即時消灯が可能な為、点灯や消灯を待つという業務上の非効率を削減することができます。
・空調の節電も可能。
従来の水銀灯に比べると、発熱量が格段に少ない為に、夏場の空調効率に貢献します。

このようなメリットが御座います。
ですが、デメリットももちろん御座います。ですが、そのデメリットを払拭できるほどのLEDのメリットが大きい為、たくさんの方からLEDへの交換のご相談をいただいております。

 

当社でのLEDを導入するにあたってのデメリットも記載をさせていただきます。
・工事業者を入れてLEDへの入替作業をする為、導入コストが高くなってしまう。
実は大きなデメリットはこの一つだけになります。
ですがこのデメリットも水銀灯からLEDに切替することで、消費電力の削減につながりますので、LEDを導入後数年で減価償却が可能となるケースが大半になります。

また、水銀灯からLEDへの切り替えする際、国や地方自治体、官公庁などから補助金や助成金を受けることが出来る場合も御座います。それぞれ応募要項や、募集期間なども異なりますので、補助金、助成金を用いての導入をご検討の場合はお気軽に問い合わせくださいませ。

その他、蛍光灯からLEDに変えることでのメリットについてはこちらの記事【蛍光灯からLEDに変えることでのメリットを御存じですか?】で記載をしておりますので、ぜひご覧ください。
もしLEDの導入をご検討されている場合はぜひお気軽にお問い合わせ下さいませ。
無料にてお見積もりをさせていただくことも出来ますので、お気軽にご相談ください。
お気軽にお電話もしくはメールでお問い合わせください【お問い合わせフォーム

TEL:072-830-6112
FAX:072-830-6113
MAIL:info@thinkproduce-group.jp

水銀灯からLEDに変えることによって生じるメリットなどのまとめ

福長正樹

シィンクプロデュースグループ

福長正樹

創業より29年。「どこよりも丁寧に、お客様に安心していただける企業を作る。お客様に絶対に迷惑をかけてはいけない。」という創業当時からの思いは、今でも変わることはございません。
日々の努力・向上・鍛錬を重ね、知識を身につけることにより、お客様のお役に立てるとの信念から、必要とされるさまざまな分野について、1企業として徹底的に勉強を積み重ね、精進させていただいております。

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